こんにちは arafif-mです。

 

先日たまたま通りかかった道沿いの店舗の軒先に貼られた赤いポスターに目をやるとそれはエドワード・ゴーリーの企画展を知らせるものでした。

 

私自身はゴーリーについては熱狂的なファンと言うには憚られるにわかで、彼の絵本も12~3年前に購入した僅か1冊しか持っていませんが、どうにも好きと言いたいと思わせる魅力があり、出不精のくせに日曜の雨の中、ホイホイと宇都宮美術館まで足を運んだのでした(私にしては珍しい行動)

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ゴーリーは絵本作家として有名ですが作品は絵本としてはやや特殊です。絵本といって一般的に誰もが頭に浮かべるのはきっとミフィのディック・ブルーナや、はらぺこあおむしのエリック・カールのように鮮やかな色使いで心がウキウキするようなものだと思いますが、ゴーリーのそれは緻密な黒い線で細かく描き込まれたペン画であり、内容も陰鬱なものやブラックジョークのようなものなど、大人ですら理解に苦しむようなものばかりです。

絵のタッチはジメジメとしながらも飄々とした雰囲気も感じる不思議さで、バットマンやナイトメア・ビフォア・クリスマス等の映画監督ティム・バートンの世界観にも影響を与えたといえば想像がつくかもしれません。

また、描かれた絵だけでなくテキストでも独特のセンス… (…こんな超のつくほどありきたりな表現しか出来ない自分に絶望してしまう程、当然のように素晴らしいとだけ書いておきます)。


展覧会は原画や本などの出版物や手掛けたポスター、絵封筒、自作のぬいぐるみ等様々でしたが、全体的に作品は小さいせいかちょっとだけ物足りない気がしました。

美術館や展覧会で「あ、こんなに大きい作品だったんだ!」と圧倒されることがよくあったのでそんな感想を持ってしまいましたが、こちらは本の為に描かれたから当然ですよね。私が間違っていました、スミマセン。

ただ、小さな原画ではありましたが、針先くらいの細いペンで緻密で丁寧に描かれた線で影も形も表現しているのを実物で見て更に凄いと思いました。

偏執的ともいえるほどの線は間隔が0.5mm程しかないのに迷いなく正確に均一な太さであり、どれだけ細い線にも見てとれるインクの深い黒色も含めて恐らく印刷では表現できていないのではと思うと、これらを観る機会は非常に貴重な経験だったと思います。

(… 出版社でもその辺りは相当気を遣いご苦労されているところとは思いますが…)

実は末っ子を執拗に誘ったのですが頑なに断られて1人で行きました。まあ、なかなか静かにしていることの出来ない年齢なので難しいかもしれませんが観せられず残念でした。


にしても圧倒的な才能を前にしてこういった駄文を書くのはいつまで経っても恥ずかしいものですね。

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