こんにちは arafif-mです。

 

VA - VARIOUS ARTISTS の略です。

 

主にコンピレーションですが、サントラももはやVAが当り前になっていますよね。レーベルコンピ、トリビュート、チャリティー、クリスマス、ジャンル括り、年代括り、あるいはそれらの複合など様々なスタイルでコンパイルされ世に出されています。

 

お目当てのアーチストの曲を聴くために買って、新しい知らないアーチストに出会う、なんて事もあるので

すが1枚のアルバムとして気に入るものはそんなに多く無い気がします。

 

詰め込み過ぎてクドかったり、政治的な大人の事情が見え隠れする「なんで?」なものが混ざっていたり、ついつい手を出してしまう割に結局は特定の曲しかない聴かない盤が部屋にはゴロゴロあります。

 

そんな中でこの盤だけはいつでも通して聴けるレアなケースです。好き過ぎて既に3回くらい買ってます。

Rutles Highway Revisited (‘90)
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Pの棚で少し触れたのですが、Kramer の Shimmy-Disc からのリリースです。

素性は Beatles のカバー集、ではなく、そのパロディバンドである Rutles のカバー集。そしてタイトルは Bob Dylan のパロディ、ジャケやアートワークは Rolling Stones (が Beatles をパロった様なジャケ) のパロディと、もうこの時点でめちゃくちゃにひねくれまくっていて、下らなさが極まってます(褒めコトバです)。

それぞれがずば抜けた個性を持つ参加者が20組もいながらアルバムとしての統一感があり(参加アーチストも必ずしもShimmy からリリースしている同類ばかりというわけでもないのに)、Kramer のキュレーターとしてのセンスが結実した奇跡の一枚です。

そもそも Rutles 自体もモンティパイソンのおふざけバンドには収まらないクオリティの高さを誇るだけに曲自体は折紙付きではありますが、よりによって彼らへのトリビュートとは…

何だかんだ言っても最終的に帰るところは Beatles だという Kramer も、自身及びレーベルのキャラを考えるとそこは Rutles でしょ、という忖度したかはわかりませんが、まあ大正解です。

Galaxie 500, The Pussywillows, Dogbowl, Syd Straw & Mark Ribot, Unrest, 元 Fugs の Tuli Kupferberg や Peter Stampfel, Daniel Johnston, Uncle Wiggly, 少年ナイフ, King Missile, Bongwater 等々、

ある種の方々にはこれ以上ないというくらいの、かつその他の方々にはぽかーん…な我が道を行くラインナップを並べ堂々と世に出して早28年。

常日頃から普通に聴いているので時の早さにクラクラしますが、Kramer の偉業の一つとしてもうちょっと認められてもいいんじゃないかと思うのでした。

(30周年記念盤でレンティキュラー仕様見開きジャケとか、虹色ビニールとか、更にアホらしさを増して再発してくれないかなー)

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